岐阜県立岐阜北高等学校 科学部が「宇宙甲子園・缶サット部門2025 岐阜地方大会」で優勝しました。

岐阜県立岐阜北高等学校 科学部 缶サット班(MEDAR School実施)が、2025年10月4日(土)に岐阜大学で開催された「宇宙甲子園 缶サット部門2025 岐阜地方大会」にて、見事優勝を果たしましたのでご報告いたします。

今回、チームが取り組んだテーマは「火星探査を想定した無人機による環境調査」。
従来のパラシュート降下型の缶サットにとどまらず、ドローンやグライダーによる“滞空型”探査という新しいアプローチを構想しました。上空からの長時間飛行によって、より多くの環境データを取得し、火星環境の推定精度を高めることを目指した点が特徴です。

岐阜地方大会では、その実現に向けて、ドローン・グライダー開発の基礎となる制御データの収集を目的とし、パラシュート降下型の機体設計・製作を実施。
チームはtechSTAND(MEDARが設置・運営しているモノづくり工房)での度重なるパラシュート試験や機体改良を重ね、まさにエンジニアのような姿勢で課題解決に取り組みました。

大会当日は悪天候により降下試験が中止となったものの、これまでの研究過程や探究の深さ、発表内容が高く評価され、見事優勝という成果につながりました。

次の舞台は、2026年3月に開催される全国大会。
全国の舞台でも、岐阜北高校科学部缶サット班のさらなる挑戦と成長に期待しています。