岐阜北高校の生徒が県庁で探究成果を発表しました。
岐阜北高校の2年生が、岐阜県庁で開催された「SSH・理数教育・DXハイスクール合同 課題研究発表会2025」にて、1年間の探究成果を発表しました。
今回のテーマは、MEDARが高校生シンクタンクとして提供している
「岐阜県の宇宙政策について提言しよう」。
生徒たちは、ここ数年続く米価格の高騰という身近な課題に着目し、岐阜県の強みである「宇宙産業」と結びつけながら、衛星のリモートセンシング技術を用いた米不足の原因解明に挑戦しました。
■ 宇宙から“農業”を見つめる着想力
リモートセンシングは、衛星やドローンから地表を観測する最先端の技術で、農業・環境・防災など多分野で活用されています。
生徒たちは、この技術を1年間で学び習得。学校のPCや生成AIを活用しながら、生育や環境に関わる8つの重要パラメータを分析しました。
プログラミング初心者からのスタートとは思えないほど高い完成度の研究となりました。
■ 衛星データから“兆し”を読み解く
分析の過程では、
米が不足しやすいタイミング
注意すべき環境条件のパターン
など、米不足の背景にある要因が徐々に見えてきました。
自分たちの暮らしに関わる課題に対し、宇宙という大きなスケールからアプローチする姿勢は、高校生の探究の新しい可能性を示しています。
■ 目指すのは「事前に気づける未来」
今後は今回の分析をもとに、
米不足を予測し、早期に対策を講じるための“診断チャート”の作成を目指していきます。
農業 × 宇宙 × 高校生の探究。
リアルな課題に向き合うこうした挑戦が、岐阜県の未来の産業・政策、そして“学ぶことの面白さ”へとつながっていくはずです。
岐阜北高校のみなさん、これからのさらなる飛躍を期待しています!🚀✨


