JAXA共同研究から4年ぶりのリベンジマッチ

【流れ星の研究団体「MEDAR」と設立記念イベント開催】

はじめまして、MEDAR代表の田中です。

この度、一般社団法人MEDAR(メダル)を設立し、人工物による流れ星研究へ取り組むことになりました。

私は2020年、当時大学2年の時に小惑星探査機はやぶさ2に関してJAXAと共同研究プロジェクトに参加していました。小惑星から採取した砂や石を地球に持ち帰るため、50億kmもの旅をしたはやぶさ2は、2020年にサンプルを入れたカプセルを地球に帰還させてミッションを終えました。人工物の大気圏再突入は非常に貴重な現象のため、この観測研究をJAXAが公募し、私たち学生チームも採択されました。

しかしながら、COVID-19が観測計画に影響をし、データの取得には至りませんでした。共同研究契約を結び、クラウドファンディングなどで300万円以上集め、観測機器を開発して試験を繰り返していましたが、外的な要因で観測の実現はできませんでした。

そこで、JAXA共同研究から民間企業との協力を得て、研究を続けるべく、今回、後継団体「MEDAR」を設立しました。宇宙利用が進み、宇宙塵由来の流れ星だけでなく、宇宙デブリや人工衛星、宇宙船が大気圏再突入をして、人工的な流れ星が増加する未来が近づいています。宇宙から惑星への入り口である高層大気と、人工的な流れ星の現象との関係を観測によって詳細に調査できれば、大気物質の複雑な反応への理解に貢献できるだけでなく、宇宙デブリの燃焼や宇宙船の帰還など工学的な知見に繋がるだろうと考えています。恒久的な宇宙開発、利用のためには、宇宙に行くことだけでなく、宇宙から帰ってくるところにも目を向けよう、というのが研究テーマのモチベーションです。

MEDARの設立に際して、設立記念イベントを開催いたします。

6/3 15:00~ 岐阜市役所会議室またはZOOMでご参加いただけます。イベントでは研究テーマの紹介や、新たに始める教育事業の説明、また「モノづくり×教育」というテーマでパネルディスカッションも行います。パネルディスカッションでは、現役の高校校長先生や、人工衛星開発をしている高校の先生などに参加していただき、探求学習やSTEAM教育についてお話する予定です。

現在、40人ほどの申し込みを受けております。申し込まれた方、誠にありがとうございます。目指せ100人なので、お時間があれば是非参加してみてください!

よろしくお願いします!

日時:2023年6月3日(土)15時~17時

場所:岐阜市役所第1研修室(Zoomでの参加の場合、配信用URLからお入りください)

参加費:【現地参加】3,300円(税込み)、【オンライン参加】2,200円(税込み)

申し込みはこちらから https://medar.peatix.com/

Instagram : @medar_lab

HP : https://medar.jp/