【MEDAR School】大田区で新教科の授業設計に参画しました!
大田区教育委員会は区立小学校を対象に教科「おおたの未来づくり」の新設に向けた研究活動を取り組んでいます。
この度、MEDARは研究推進校となっている区立矢口小学校とともに、新教科に向けた授業設計を行い、11/27(月)の大田区教育委員会 研究発表会にて授業の取り組みを取り上げていただきました。
東京都大田区は大正時代から始まる工業の町であり、東京都内の中で一番の工場数を有しています。
モノづくりが密着した地域の中で、区内の小学生に対して、モノづくりに触れ、地域と関わり、創造的な探究をする習慣を育むという趣旨のもと、新教科「おおたの未来づくり」が令和7年度から区内全ての小学校で展開されます。
矢口小学校の教員の方からMEDARに声が掛かり、小学校3年生を対象にしたモノづくり探究授業の設計と実施に参画しました。
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<実施したモノづくり教育の概要>
電気回路について学ぶ単元であり、通常は豆電球の教材キットを用いて実験を行います。
今回実施した授業では、より発展させて、風で進む車(前単元で使用した実験キット)を改造し、レース上にあるゲートの豆電球を光らせ、ゴールまでのタイムを競うライトカーレースをルール設計しました。
小学生の生徒さんは、ライトカーレースで勝てるように、理科の授業で「豆電球を光らせるには何が必要か」、「電気を通すものはどんなものか」を学び、その後、1グループ3~4名でライトカーの設計書を作成したあと、MEDARから直接フィードバックをもらい、設計を修正しつつ製作・試走、そして本番のレースに取り組みました。
この授業で使った材料や部品は、学校ですでに購入したキット、スーパーで買えるもので構成されており、特別にコストがかかるものではありません。またレースも含めて、この単元は全7コマで実施しました。
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通例に従った授業ではなく、ワクワクするコンテンツを通して授業で学ぶモチベーションを持ち、自由に創造し、チームワークで夢中にモノづくりに挑み、理論だけでは突破できない課題を解決していくことを促す今回の授業を通して、生徒の皆さんは短期間でどんどん成長していく姿が見られました。
MEDAR Schoolが目指す「将来活躍できるエンジニア・研究者」の第一歩となる授業となりました。
引き続きMEDARは、探求学習やSTEAM教育、地域産業の担い手育成等の新たな教育のサポート、新規カリキュラム設計、コンサルティングに取り組みます。
MEDARの教育の取り組みに興味のある教育関係者の皆さま、PTA関係者の皆さま、お子さんがいらっしゃる方など、お気軽にお問い合わせください。
この地域でやってほしい!という声もお待ちしています!
また、MEDAR Schoolの取り組みや流れ星研究について一般で公開していない情報を載せた情報誌を発行する「METEOR GAZER」が今月スタートしました。興味のある方、MEDARを応援していただける方は是非ご入会ください!
https://medar.jp/meteor-gazer/