岐阜県立高校 科学部 缶サット班

「宇宙の甲子園」出場に向けた模擬人工衛星の開発プロジェクト

モデルロケットで打ち上げに放出、パラシュートで降下しながら気圧センサ、温度センサで取得したデータを無線で送信。着地後は自動で土壌サンプルを取得して分析することも目指す。

導入先の科学部では宇宙の甲子園と呼ばれる模擬人工衛星のコンテストへ出場をしています。2018年に初出場で全国大会で入賞する実績を残し、製作チームの卒業生の多くは宇宙工学を始めとする工学系の大学(実績を活かして東京大学、名古屋大学の推薦合格もあり)へ進学しています。
 一方、製作チームを創設し中心的な役割を果たしていた学生が卒業して以降専門性の高い活動を実現させるための環境や、指導できる人材が十分でなく、コンテストの成果を満足に残すことができず不完全燃焼のまま卒業していく学生が出てきました。
 そのような中でMEDAR Schoolの学校導入を目指している私たちMEDARと、専門性で高度な指導ができる人材の需要があった学校とで協力体制を取り導入が開始しました。
 部活動支援が始まる前の製作チームは当時、半年後のコンテスト出場に備え、模擬人工衛星の機体の改良やプレゼンの改善を図ろうとしていました。一方で、学生自身だけでできることはやりつくしており、手詰まり感があるような雰囲気であったため、MEDARのメンターによる週1回 1時間のサポートとコミュニケーションツールによる質問窓口を開始しました。

生徒
  • チームで1つの目標に向かうためのタスク・スケジュール管理能力
  • ただ作るだけ、勉強するだけで、ではなく何のために役立てるかを検討できた
    • 宇宙開発には「宇宙ミッション」という概念があり、ただ宇宙機を作って運用するだけでなく、何のためにやるかがとても重要。
  • 基本的な技術的ポイントを専門的なメンターと共にクリアした。
  • チームの集合知を理解できた
先生
  • 外部専門人材を取り入れることによって、専門的で高度な学習機会を学生に提供できた。
  • 教員の指導コストが減った

東京都 私立学校 PBL学習

イオン風発生装置の推力増加に関する研究と実験機器の開発

宇宙探査機などに使われているようなイオン風発生装置を製作し、推力増加のメカニズムやプラズマの挙動に関する研究を行っています。(中学2年生)

導入事例No.2,No.3の学校では各々の興味や好奇心に応じて、自律的に学習が行えるプロジェクト型学習(PBL学習)や、探究学習が積極的に行わてれいます。既に理工系のプロジェクトがありましたが、大まかなテーマは決まっているものの、次に具体的に何をしたらいいのか、何を目指すかが漠然としていた状態でした。

 自作イオンエンジンのプロジェクトでは、コロナ放電はできていた中で、イオン風を吹かせた後に何を目指すのか、何の改良をするのかを決定することから始まりました。

 有翼ペットボトルロケットは、既にギネス世界記録を獲得した巨大なペットボトルロケットはありましたが、有翼飛行の技術開発のために何から手を付けていいか分からない状況でしたので、設計コンセプトの検討から入りました。

 翔和学園の先生は理工系の専門家ではありませんし、外部講師として研究所の研究員や大学教授を呼ぶなどしていましたが、コメントのみのサポートで終わっていたため、

生徒の活動を継続的に近くでサポートする需要があり、MEDAR Schoolによる週1回の1時間の

メンタリングサポートを開始しました。

  • 先行論文や専門書で勉強し、推力特性に何が影響するか仮説を立てる。
  • 定量的な実験を行うため風速計や電極の精密な調整ができる実験機器の設計を行う。
  • 実験機器を開発するため3D-CADのスキルを学ぶ。
  • 今後の研究の見通しを立てる。
東京都 私立学校 PBL学習

地域のお祭に向けた有翼ペットボトルロケットの開発

巨大ペットボトルロケットの打ち上げノウハウを活かして、飛行中に翼を展開する新型のペットボトルロケットを開発する。機体の打ち上げを地域のお祭で行い、エンタメ提供に貢献する。(高校2年生)

導入事例No.2,No.3の学校では各々の興味や好奇心に応じて、自律的に学習が行えるプロジェクト型学習(PBL学習)や、探究学習が積極的に行わてれいます。既に理工系のプロジェクトがありましたが、大まかなテーマは決まっているものの、次に具体的に何をしたらいいのか、何を目指すかが漠然としていた状態でした。

 自作イオンエンジンのプロジェクトでは、コロナ放電はできていた中で、イオン風を吹かせた後に何を目指すのか、何の改良をするのかを決定することから始まりました。

 有翼ペットボトルロケットは、既にギネス世界記録を獲得した巨大なペットボトルロケットはありましたが、有翼飛行の技術開発のために何から手を付けていいか分からない状況でしたので、設計コンセプトの検討から入りました。

 翔和学園の先生は理工系の専門家ではありませんし、外部講師として研究所の研究員や大学教授を呼ぶなどしていましたが、コメントのみのサポートで終わっていたため、

生徒の活動を継続的に近くでサポートする需要があり、MEDAR Schoolによる週1回の1時間の

メンタリングサポートを開始しました。

  • プロジェクト達成に必要な要求項目やシステムの仕様を検討する。
  • 開発に必要な電子工作、マイコン、プログラミング、構造設計などのスキルを勉強。
  • ロケットや電装品の設計・開発を行う。
  • どのような打ち上げだと観客が喜んでくれるかを検討する。